黒豆麦茶/史汐鹿(麦茶房)さんの『ガラスごしのきみへ』です。
完結してます。同タイトルでコミックス化されています!
ガラスごしのきみへ | 黒豆麦茶/史汐鹿(麦茶房) #pixiv
https://www.pixiv.net/user/3579161/series/6931
高校の入学初日、席が前後になった小柄でニコニコ愛くるしい相河高浩(タカ・受)と無愛想だけど優しい大柄な赤尾大志(タイシ・攻)。
タカは大阪に越してきたばかりで友達が出来るか心配していたようですが、タイシと友達になれてめっちゃ嬉しそう。
ですが!クールなタイシの頭の中は実はタカが可愛くて
「ブチ犯したい」とか「ヒィヒィ言わせたい」とか
バニラシェイクぶっかけたいとかそんな事ばっかり考えてます(笑)
その内容は言わずとも(だんだん隠さなくなってるけど)態度はずっとタカに過保護で甘々を隠さないタイシ。
初めはギャグBL漫画だと思って読み進めていましたが、明るく振る舞うタカの内面が少しずつ見えてきて…
あとがきで作者の黒豆麦茶さんが「同性愛者であることが僕を、周りに対してひどく申し訳ない気持ちにさせることがあります。」と自身の気持ちを綴っていらっしゃいます。
「自分が認められることは決して無いんだという意識が、常に根底にあり続ける」という苦悩がガラスを作り
“他人に嫌われないように、怒らせないようにすることが生きる上での第一目標になってしまっている”
この萎縮した部分がタカに描かれていて
『ガラスごしのきみへ』というタイトルの意味がわかり切なくなりました。
それでも!タカが自分をどれだけ卑下しても
タイシは最初からタカが大好きだし
クラスの越智くんと梶島くん、タイシの元バスケ部仲間の脳筋タツキくん、と
とっても良い仲間に出会えていてラストまで幸せに読み終えました!
。゚(゚´ω`゚)゚。ヨカッタヨゥ
BLの醍醐味(?)とも言えるスピンオフは
梶島くんと担任の先生が来るかなと思っていたら
まさかの脳筋タツキくんだった事が私のコーフン度アップでした!
ありがとうございます\(//∇//)\